試合結果

東日本大震災復興支援 中四国J2クラブ合同チャリティーマッチ 4月2日 1試合目

2011/04/02 12:05キックオフ ニンジニアスタジアム
【入場者数】2,303人 【天候】晴 16.6℃/46%
【主審】池内明彦
【副審】渡辺智哉/原田昌彦


愛媛FC
VS
ファジアーノ岡山
0 0 前半 0 0
0 後半 0
GK 1 川北裕介 メンバー GK 21 真子秀徳
DF 13 関根永悟 DF 3 後藤圭太
DF 18 池田昇平 DF 18 竹田忠嗣
DF 28 高杉亮太 DF 4 近藤徹志
DF 14 三上卓哉 MF 28 仙石廉
MF 4 渡邊一仁 MF 8 千明聖典
MF 19 越智亮介 MF 2 澤口雅彦
MF 11 石井謙伍 MF 9 岸田裕樹
MF 10 杉浦恭平 MF 20 白谷建人
FW 9 ジョジマール MF 14 小林優希
FW 24 福田健二 FW 19 中野裕太


GK 21 兼田亜季重 GK 29 中牧大輔
DF 7 前野貴德 DF 6 野本安啓
MF 17 大山俊輔 MF 17 大道広幸
MF 25 東浩史 MF 45 石原崇兆
MF 8 内田健太 MF 22 臼井仁志
FW 23 小笠原侑生
FW 29 岡本剛史
監督 バルバリッチ 監督 影山雅永
10 シュート 6
7 CK 9
20 FK 19
得点
46* OUT 杉浦恭平 交代 77' OUT 小林優希
IN 東浩史 IN 臼井仁志
62' OUT 福田健二 OUT
IN 内田健太 IN
76' OUT 三上卓哉 OUT
IN 前野貴德 IN
76' OUT 石井謙伍 OUT
IN 小笠原侑生 IN
警告 76' 白谷建人
80' 仙石廉
退場

試合写真

ハーフタイム監督コメント

バルバリッチ 監督 バルバリッチ 監督:
・集中を切らさないようにしよう。
・落ち着いてボールを保持しよう。

試合終了後監督コメント

バルバリッチ 監督 バルバリッチ 監督:
「リズムのない、ミスの多い試合で内容としてはあまりよくなかった。ただ、どんな試合にも目的があるし、今日は普段試合に出ていない選手を試す機会でもあったが、試した選手たちは求めていたシグナルをあまり送ってくれなかった」

Q:このチャリティーマッチで、被災地の方にどんなメッセージを伝えられたと思うか?
「この試合を通して団結するというメッセージを送ることができたのではないかと思う。『被災地の方は孤立していない』ということを伝えられたと思うし、いろんな方向からの支援があると、我々にも支える気持ちがあるということを伝えることができたと思う。震災の被害は多く、物や人の被害が大きいが、残念ながら失われた人は戻ってこない。そんな中で人々がなるべく団結をして、支援をして、被災地の方にはなるべくは早く復興してほしいと思うし、それができるということを期待している」

Q:攻守の連動性が見られなかった要因をどう考えているか?
「ポジショニングの悪さや布陣の悪さがあった。攻撃ではFWの2人がうまく連動していなかった。あとは集中力の欠如があり、本来は全員の選手が早くプレーに反応しないといけないが、それができていなかった。ポジショニングが悪く焦ってしまったり、ポゼッションができずにボールをつなぐこともできなかった。あとは普段出ていない選手への期待があったが、あまり期待通りの動きではなかった。公式戦ではないので必要な戦意が充分ではなかったかもしれないが、その中でもサッカーはセレクションの連続。チャンスのある選手にはもっと見せてほしいものがあったし、期待していたところがあったのでそれを見ることができなかったのは残念だった。今回チャンスを得た選手からポジティブなシグナルはなく、今はけが人もいるのでそれらが少し戻ってほしいと思う。リーグ戦の再開後はハードになるので、そこで本来は計算できる選手が多くいてほしいが、今日の試合を見た限りでは計算できる水準にはなかった」

選手コメント

福田健二 選手 福田健二 選手:
「父が石巻市で仕事をしていて地震に遭いました。仙台に住んでいるのですが、電気は来ているけどガスがまだということで、ガスボンベや缶詰、トイレットペーパーなんかを送って、今は何とか生活ができています。僕らは被災していませんが、いつどこで起こってもおかしくないことなので、常に自分のことのように考えなければならないと思います。被災地の方は毎日何をするか考えることから朝が始まっていると思いますが、僕らには希望を与えることしかできないし、1人1人では小さなことだけど、パワーを送るというか、願いを込めるというか、難しいことではありますが。あとは物資を送ったり義援金を送り続けたりすることなど、1人1人ができることをやるしかないと思います。今日の試合に関しては、最後まであきらめないプレーをみんながやっていたと、僕は思います」
   
東浩史 選手 東浩史 選手:
「(宮城県出身で)地元の人にはサッカーを頑張れ、と逆に励ましてもらいました。自分にはサッカーしかないし、サッカーで勇気を与えられたら、と思って今日はプレーしました。ただ、試合は引き分けてしまったので、勝って東北の皆さんを勇気づけることができなかったことは残念です。被災された地域の人はサッカーができる状況ではないので、今は普通にプレーできることに喜びを感じているし、感謝をしてプレーしなければならないと思います。その中で、今日は中盤での不用意な失い方などもありましたが、自分の持ち味でもあるドリブルや突破の部分で、少しはいいところもあったと思います。また、愛媛は宮城や東北からは遠い場所ではありますが、東北の皆さんのために義援金の活動をして下さったり、そうした協力はすごくうれしく思っています」
   
越智亮介 選手 越智亮介 選手:
「公式戦とは違いチャリティーマッチでしたが、試合は試合なので勝つためにプレーしようと思いました。ただ相手の3枚がきて、最初は難しいところもありましたし、そこは自分たちが中盤で落ち着かせることができればよかったと思います。今日はマイボールのつなぎ方や後ろからの組み立てに工夫が足りなかったので、次はゴールにつながるようにしたいと思います。ただ、チャリティーには意味があるし、自分たちも何か伝えられることがあると思うので、大事な試合になったと思います」
   
川北裕介 選手 川北裕介 選手:
「チームとしてはミーティングで先日の日本代表とJリーグ選抜の話もありました。サッカーで勇気を与えるということは難しいことですが、なぜあの試合が感動したかというと、必死だったということ。僕らにできることは必死でプレーするしかないし、それしか見せられないと思います。また、先日は徳島に負けていますし、チャリティーとはいえ連敗はできない。本番と同じ気持ちで勝とうと思っていたし、形にしたかった。徳島戦の修正という部分ではバランスも良くなったと思うし、次につながるサッカーだったと思います。でも、勝てていないし、次は勝ち試合を見せたいと思います」