大山選手インタビュー(後編) Interview

大山10

ついに愛媛FCへ完全移籍、そして2010シーズンへ

--愛媛FCに完全移籍してから今年で2年目となるわけですが、ここ最近の大山選手を見ていると特にディフェンスに精力的にとりくんでいるなぁって感じるのですが。

現代サッカーは、今どこのチームでもそうだと思うのですが、組織的に守るというのが主流です。バルバリッチ監督もその組織的な守備を強く重視していて、組織的な決まりごとを守らない場合はすごく怒ります。組織的な守備は、誰かがサボってしまうと必ずどこかに歪みが生じてしまって、結果、バラバラになってしまいます。そうならないためにも僕も手を抜くわけにはいかないので。

・・・でも、ディフェンスは昔からずっと課題です。サッカー始めた時からボールを持って攻める方が好きでしたし、今もやっぱり攻める方が好きですね。

--攻めるだけができたら良いですね。
ただ、結果、自分のところでボールを奪えれば、そのまますぐ攻撃に入れるので、速く攻撃を始めるためにも守備は重要だって思っています。

大山09--大山選手の強みは自分自身でどこだって思ってますか。

僕は、やっぱりキックの精度ですね。

昔、トレセンの時にもしつこく教えられたんですが、とても細かいことにこだわってパスを出しています。例えば、相手のどっちの足にボールを出した方が、その人は次の展開がしやすいかとか、自分が出したパスをダイレクトですぐ返して欲しいって思ったら、パスのスピードを調整するとか。

細かいところを詰めると自分に時間とスペースがうまれるぞって、トレセンの時のコーチにも何度も言われました。その時に注意されたことが、今、とても活きていると思います。

--大山選手は、その強みをどんどん伸ばすタイプですか、それとも弱みを改善して、全体的に伸ばしていくタイプですか。

強みの部分は、特に意識しなくても、普通に練習していても、好きなので、勝手に伸ばそうとしてしまいます。逆に弱みの部分は、意識していないとどんどんやらなくなってしまうので、できるだけ弱みの部分に意識を向けるようにしていますね。

--自分でもうまくなってる感覚はありますか。

うまくなってると信じたいです。少しずつとにかく練習からやっていかないと試合につながっていかないと思うので、今はとにかく練習を頑張ってます。

--プロになってからの感覚の違いとかはありますか。

プロになる前は、自分に教えてもらえる環境があって、その指導を忠実に守りながら、技術を身に付けていってたと思います。でもプロになってからは、自分で考えながら、やっていかないと、全部言ってもらえるわけじゃない。
毎日、頭使いながらやってますね。

--ここからは、チームのことについて聞いていきたいのですが、J1とJ2のサッカーをする環境の違いは大きいですか?

J1とJ2の違いと言っても、僕の知っているJ1は浦和なので、浦和のイメージでしかないですが、それは大きく違うと思います。そもそもサッカーをバックアップしようという地域の温度も、まずサッカーありきっていうところがあると思うので、そこは、歴史もあってのことだと思うので、すぐには難しいと思います。

--J1とJ2の戦力の違いはどこが大きいと感じていますか。

チーム力っていうよりは、個の力がまず大きく違っていて、その個の差がさらに組織力になって大きな差になっていくのだと思います。もちろん、僕らが2007年の天皇杯で浦和レッズに勝利したように、今の愛媛FCでもJ1で勝てるチームはあると思います。でも、そんな甘くはないと思います。

--大山選手がイメージする理想のチーム像みたいなのってありますか?

そりゃ、スーパースターを集めて、そのチームが一致団結すれば、最強だと思いますよ(笑)。

でもそれはあくまで理想論なので、人それぞれの長所がうまくはまるチームがやっぱり良いチームじゃないですかね。「そいつの長所を信頼してパスを出して、短所は俺がカバーするよ」みたいなチームなら、やっぱり強いでしょうね。

大山07--それ、良いですねー。チームの信頼力っていうのが大事って感じですか?

そうですね。

--大山選手は、試合に入る時って、良いイメージを持って臨むタイプですか、もっと神経質なタイプですか。

僕は、良いイメージだけを持って入るタイプですね。夜寝る時とかも、自分がヒーローになっているイメージで寝ます。例えば、ゴール前で相手をあざむくプレーとか。自分で「それうまい!」っていうプレーをイメージします。観客からも「オオ」って言ってもらえるような。

--メンタルの部分ってサッカーって大きそうですよね。

スポーツは何でもそうだと思うのですが、メンタルは大きいですね。うまくいく時は何でもうまくいくし、悪い時は何やってもうまくいかない。上のレベルになればなるほど、その重要性は高くなると思います。

--どうやったらうまくいくんですかね?

いやぁ、それは僕も知りたいです(笑)。言葉で言えるようなそんな簡単な物じゃないと思いますね。

--サッカー編は最後の質問です。将来的に何歳までサッカーやっていたいとかイメージはありますか。

具体的に何歳って数字を置くイメージはないですね。サッカーやれるのであれば、やれるところまでフィールドプレーヤーとしてやり続けたいです。

インタビューを終えて

大山選手には大きなメリットがあると感じた。それは日本のトップの環境で育ったということ。

大山選手は、日本のトップの選手がどんな選手なのか、どんなチームなのかを知っている。

目指すべきプレーヤーの感覚を体が知っている。

インタビューをしながら、大山選手はこれから起こる大きな進化の途中にいるのだと感じた。

大山選手は、今、必死で自分の苦手な部分を修正しようとしている。これは、もともと天才肌の人には、とても難しいこと。そこに必死に挑戦している。表向きはとてもさわやかに。

天才が努力を身につけた時に、どんなプレーヤーになるのか、大山選手がさらに進化する瞬間をこの目で見たいと強く思った。

大山04



■大山俊輔 選手
ポジション : MF
生年月日 : 1986年4月6日
身長/体重 : 179cm/73kg 
出生地 : 埼玉
血液型 : A型
前所属チーム : 湘南ベルマーレ







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